既製品では表現できないシルエットを

今回は病院に勤めるドクターからのご依頼
オリジナルブランドとして製作し、販売もするとのこと。

生産スケジュール的にもややタイト目でもあり、
打ち合わせはメールが中心になっていたが、
しっかりとご要望をまとめて頂き、こだわりを盛り込んだスクラブに。

動きやすさを重視し、縦横にストレッチの利いた素材を使用。
衛生面的にも吸水速乾の機能がある生地を提案した。

また特にこだわった点としては、着用時のシルエット。
調べてみると、市場には意外にもアパレルブランドが手掛ける白衣まであり、
既製品は、豊富に存在している？
が、多種多様ゆえに求めるシルエットとしては、
中々ハマるものも少ないようだ。

ましてやドクターサイドの意向を落とし込んだものが
どれ程あるかは疑問でもあるので、
自主的に製作するきっかけにもなっている、、、と推察した。

サンプルも重ね、着用も頂き、
その度、シルエットの調整をしていく。
丈の調整や背部のダーツを取る分量など、
カウンセリングを重ねるように、ご要望を盛り込んでいく。

自分たちで作っている、という「体験」も併せて提供できたのではないかと、
納品後に改めて感じたアイテムだった。