ヨーロッパ視察レポート②
KIPSのブログの冒頭には、
時節的な内容に触れることも多くあります。
アパレルの製造をしている業界ですと、
現在の季節とは異なるシーズンの製品を作っていたりするので、
わりと季節や年次が混乱しやすかったりします。
気温も上がり暑くなる時期になってきましたが、
現在KIPSでは、
20年SSのサンプルや
秋冬の製品の製造などを
していたりするのです。
先へ先へとシーズンを読んで
動いている業態でもあります。
さて、
去年訪問・視察をさせて頂いたヨーロッパのレポートについて
ご報告を致しましたが、
今回はその続きを。
ヨーロッパの製造現場で考えさせられたのは、
どの企業も付加価値の高いものを作っている事、
そしてその価値が高いが故に立地の遠さなどは関係なくなっている、
という事です。
どんな場所にあってもその価値を求めて、
依頼が来ているという現状。
また一方で、その土地の文化や風土・習慣を活かしたビジネスも
強みにしている企業もありました。
特にヨーロッパの感性的な風土は、
いつ見ても目を見張る部分があったように思います。
KIPSも墨田区というメリヤスの産地である地域、
福島県の緑豊かな工場という立地、
それをどう活かし、
どの強みを伸ばしていけるか。
その点を考えて行ければと思います。
ものづくりの地域でもある墨田区で、
多くの町工場が点在する中、
それぞれの環境に適したワークウェアの製造。
下町文化の生きる街と
情報の飛び交う東京で生まれる
新たなデザインを
自然豊かな環境で営まれるものづくりで応えていく。
今後もKIPSにできる技術を追求していきます。
今年も残すところ半分となりました。
新たな動きのお話もいくつか頂いております。
その報告も年内にできればと思っておりますので、
ご期待ください。