~生地を裁つ工程~

 

「鋏」

突然ですが、この漢字

みなさんは読めますか?

 

正解は、「ハサミ」です。

われわれの業界では、

糸切りバサミや、裁ちバサミなど、

命ともいえる重要な道具の一つです。

 

服を作るとき、

縫う前に必ず、

パターン(型紙)の形に合わせて、

生地を切る工程が入ります。

 

キップスでは一昨年に

「CAM(自動裁断機)」を導入し、

職人の手で裁断する方法と機械の力を

生地によって使い分けて、

進めています。

 

CAM(自動裁断機)では、

形のむずかしいものや、

パーツ数が多いもの、

滑りやすく切りづらい生地などを。

 

一方で、

柄を合わせるものや

生地の編み目が曲がっていて正してから裁つなど、

職人さんの手(技術)で裁断をするものもあります。

 

裁断は、

一度切ってしまうと、取り返しはつきません。

また裁断のレベルによって、縫製の品質にも影響がでます。

職人さんの腕がものを言う作業なのです。

 

細かいボーダーの柄を合わせたり。

カッターでカーブの湾曲を裁ったり。

裁ちばさみにも味が出ています。

 

今回は、

裁断の世界に少し焦点を当ててみました。

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